日本国際ボランティアセンター 佐藤真紀さんからのメール 

 

 maki <makisato@jca.apc.org> wrote:

From: "maki"
To: <"Undisclosed-Recipient:;"@mail.jca.apc.org>
Subject: ファルージャSOS
Date: Thu, 11 Nov 2004 04:22:07 +0900

 
ファルージャの状況がひどくなって、胸が締め付けられます。
できる限りブログで毎日、イラクのことを書いていきますのでぜひご覧ください。
僕がイラクに行ったのは、戦争が始まったら多くの子どもたちが殺されてしまう。(もちろん大人も!)でも新聞にはイラク人が○○人空爆で死亡。としかかかれない。
ただの数字。でも、一つ一つの命はとっても重い。だから、僕はそのことを伝えようと思い、イラクまで出かけていって子どもたちに夢を聞いた。 戦争が始まって案外被害が少なかったなと思いつつも、その後の占領がひどい。そしてファルージャでは、新たな戦争が始まっている。僕の悪夢がどんどん現実となっていく。
 子どもたちがどんな思いで戦火の中にいるのか、想像を絶する。「テロとの戦争」はもっとえげつない。目の前で、多くの血が流される。
 小泉首相はいち早くアメリカの攻撃を支持したという。NHKでは「小泉首相は支持しました。」というけど、インタビューでは「治安でしょう。治安が達成されないと人道復興支援進まない。成功させないといけない」といっている。
こんなやり方で、治安が達成できるとは誰も思っていない。
選挙が近づくとまた抵抗勢力が自爆攻撃とかやるに決まっているからそうなったら、またファルージャ空爆。何でもかんでもファルージャのせいにし・討劼匹は辰澄・修海乃樟靴砲覆觧劼匹發燭繊覆發舛蹐鸞膺佑燭舛癲・砲里海帆杼セ靴討瓦蕕鵝まBR>何がひどいかってやっぱりこういうことを平気でのたまう我国の首相の態度は、世界中の人々の怒りを買うでしょう。
 友人からは以下のようなメールをいただいた。「米国大使館前での抗議行動も結構ですが、何万人も集まるのであればともかくとして、私は冷めた目で見ています。
むしろ日本国民としては日本政府に訴えて、アメリカを諌めるように言わせるか、自衛隊を撤退させるかするのが本筋ではないかと
思います。自国の政府を動かせなくて、他国の大使館に抗議で押しかけてもたかが知れていると思います。」

なかなか厳しい指摘だし的をついている。しかし、地雷廃絶だって2人から始まったわけだし、さめちゃったらそれまでだと思う。

別の友人がイラク人のSさんに電話をしたら
「1日だけで結構ですから、アメリカ大使館の前で座り込みをして意思表示をしてほしい」と言われたという。
たとえ、たかがしれているとバカにされようが、イラク人の気持ちを思えば意思表示をしなければと思い、私もアメ大前に出かけていった。300人くらい人が少犬辰討い拭2針ル佑禄犬蕕覆・辰燭韻鼻・媚徂充┐鯊海韻襪海箸任い鼎豌針ル佑砲覆襪・發靴譴覆ぁまBR>
想像してごらん。あなたは俺のこと夢見ているていうけど、俺だけじゃないさ。いつかあなたも俺たちと一緒になって、世界はひとつになれる。 ジョンレノンはそんなこと言ったけ。


早速イラクのSさんへ今日の報告を写真つきでメールしたらすぐに返事が来た。
 
「ありがとう。私の友人と、大使館の前にいたすべての人へ。
あなたはできることをしてくれた。
私の人生なんてもうどうでもいいこと。なぜならファルージャや他のイラクの町の子どもたちに比べたら私の人生なんて取るに足らないものだからです。
ありがとう」
 
佐藤真紀 日本国際ボランティアセンター
電話:事務所 03-38342388
メール makisato@jca.apc.org
ホームページ:http://www1.jca.apc.org/jvc/


maki <makisato@jca.apc.org> wrote:

From: "maki"
To: <"Undisclosed-Recipient:;"@mail.jca.apc.org>
Subject: JVCはファルージャで緊急人道支援を行っています。

Date: Fri, 12 Nov 2004 01:10:50 +0900
皆様、JVCは、人道支援を続けています。米軍の攻撃がひどく、これでは資金が十分ではありません。引き続きご支援願います。最新の情報は
をご覧ください
ファルージャの攻撃に関して

イラク暫定政府のアラウィ首相は、11月7日、クルド地区を除くイラク全土に非常事態宣言を出しました。これは、令状なしの家宅捜査や、外出禁止令などを住民に課し、住民の行動に著しく制限をつけるものです。
 そして、一万人を超える、アメリカ軍とイラク軍が、ファルージャへの攻撃を開始しました。多くの一般市民が逃げることもできず、攻撃に巻き込まれています。また、赤十字によると多くのファルージャからの避難民も十分な水や食料にアクセスできていません。
 私たちは、多くの市民を犠牲にするような攻撃はただちにやめるように、国際人道法に従い、民間人の保護に尽力を尽くし、病院や救急車などの攻撃で人道支援を妨害しないことを、アメリカ政府および、イラク暫定政府に強く要求します。
また、小泉首相がいち早く、今回の武力行使に支持を表明したことは,はなはだ遺憾です。
私たちは、日本政府に、アメリカ政府,イラク暫定政府が攻撃をやめ、民間人を保護するように圧力をかけることを要求します。


  JVCの人道支援

JVCは、毎日のようにファルージャの空爆が続・い討い襪海箸鰺・犬掘・0月からファルージャの緊急支援を開始していました。本格的な攻撃が始まる前に入れた薬が役立っていることを祈りますが、おそらく半月前なのですでに薬は在庫が切れている可能性もあります。

10月6日 ファルージャとサドルシティへ第一弾の支援(医療消耗品3,880ドル)
      ファルージャは総合病院 サドルシティはクリニック
10月8日 サドルシティへ医薬品を届ける
10月9日 ファルージャ総合病院へ第二段の医薬品を届ける(3,800ドル)
10月20日 ファルージャ総合病院へ第三段の支援 グルコースとベッドシーツを届ける($4,600)
10月27日 ラマディの病院へ ベッドシーツ、包帯、ガーゼなどを支援 ($4,000)

11月8日 ラマディ総合病院へ ギブス、タンカ、生理食塩水、やけどの薬($9400)の支援を準備

現在、ファルージャの地元組織とも連絡を取り、更に薬が入れられるか現場で調整をしています。

JVCの活動にご理解を頂き引き続きご支援をよろしくお願いします。
 郵便振替: 00190-9-27495
   加入者名: JVC東京事務所
   通信欄: 『イラク緊急』とお書きください
問い合わせ先
 日本国際ボランティアセンター(JVC) 担当: 佐藤真紀 
E-mail:
makisato@ngo-jvc.net
 Tel: 03-3834-2388 Fax: 03-3835-0519

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